狛江市 KOMAE CITY

1.PJの概要と目的
「人にやさしいまち」実現のため、3年計画でスマートシティ化を推進します。地域コミュニティの創生と住民のアイデア提案を促進する取組みにより、スマートシティへの透明性や信頼性を向上するとともに、市民向けの情報提供の仕組みを整備し、カーボンニュートラルの実現に向けた対応や分かりやすい防災情報の提供を行います。
「住民参加」・「地域コミュニティ」事業(令和5年度~)

住民参加型のスマートシティ推進のため、リビングラボシステムを導入し、官民連携組織を設立してリビングラボ事業に取り組みます。また、「CivicTechコミュニティ」を創出し、デジタルとクリエイティブで都市を豊かにします。さらに、住民参加型のワークショップや中高生向けプログラミング・ピクセルアート体験を通じて、スマートシティへの関心を高めます。
「環境エネルギー」・「地域振興」事業(令和6年度~)

複数の環境関連データを統合し、可視化・分析できる環境データダッシュボードを整備するとともに、地域コミュニティポイントを導入し、カーボンニュートラル導入意欲向上に活用します。さらに、住民参加型のワークショップや動画コンテンツ提供によりスマートシティへの関心を高めます。
「防災」・「見える化」事業(令和7年度~)

複数の防災関連データを統合し、可視化・分析が可能となるデータダッシュボードの整備を進めるとともに、防災情報を一斉に伝達できる情報流通ソリューションを実装します。加えて、住民や関係機関が必要な情報に迅速かつ直感的にアクセスできるよう、「防災情報ポータル」の構築をあわせて推進し、平時・災時双方における意思決定支援の高度化を図ります。
2.これまでの取組
狛江スマートシティ・リビングラボの設立

住民参加型のスマートシティ推進のため、官民連携組織「一般社団法人まちみらいラボ」を設立し、リビングラボ事業を開始しました。住民のアイデア提案や意見共有を促進し、透明性と信頼性を高めるため、オンライン参加も可能な「リビングラボシステム」を導入しました。
CivicTechコミュニティづくりの推進

「CivicTechコミュニティ」を創出し、デジタルとクリエイティブで都市を豊かにすることを目指しました。子どものデジタル体験を提供する「CoderDojo Komae」やクリエイターやエンジニアと共にスマートシティを推進するコミュニティづくりに取り組みました。
住民からの意見収集

住民のアイデア提案と意見共有による住民参加型の「スマートなまちづくり」ワークショップに加え、中高生がデジタルとクリエイティブを体験し、スマートシティに関心を持つきっかけとなるプログラミングやピクセルアートのワークショップを開催しました。あわせて、環境をテーマにしたワークショップや啓発推進コンテンツも制作し、持続可能なまちづくりへの理解と参加を促進しました。
3.今後の予定
令和7年度は、防災データの可視化・分析ツールや行動変容を促すコンテンツを提供します。防災情報を一斉に伝達できる情報流通ソリューションと住民や関係機関が必要な情報に迅速かつ直感的にアクセスできるよう、「防災情報ポータル」の導入を推進します。
さらに、子ども向けイベントや防災に関するワークショップも開催し、住民共創によるスマートシティを推進します。